こんにちは、『忙しい飲食店様のために特化したホームページ制作 – Smart10』のライターチームです。
この記事では、飲食店におけるZ世代への情報発信方法について説明していきます。
目次
Z世代(15~28歳)が注目されています。
企業が今後の各マーケットの将来を占ううえで、Z世代を市場動向の指標と考えているからです。
仮に今、Z世代が店を利用されるお客様の中心でなくとも、数年後には必ずそうなります。
現在、Z世代をきっかけにして、新しい消費のスタイルが、生まれ始めています。 キーワードとなるのは、「スマホ」「インターネット」「キャッシュレス」「DX」「ECサイト」「電子決済」です。 他に、インターネット情報を中心にした、ホームページの考え方をご紹介します。
Z世代が注目を集める
では何故、このZ世代が注目を集めているのでしょうか。 それは、これからの世代の若者の消費行動や消費スタイルにあります。 また、Z世代に該当する年齢層の若者は、経済社会でお金を使い始める年齢で、変化に敏感です。 飲食店を経営されているあなたの立場からすると、よくおわかりのことでしょう。
Z世代にとってのスマホ
変化の特徴として一番にあげられるのは、財布を持ち歩きたくないという点です。 スマホを財布代わりにしていることは、すでに若者の間で当たり前になっています。財布を意味する「ウォレット」という単語が普通に流通しています。
ある年齢以上の方にとって、スマホは電話以外の何ものでもありません。 その延長に、スマホは小さなパソコンとしての役割も果たします。
しかし、現代の若者にとって、スマホのイメージは従来のものとは異なっています。 スマホは電話でありパソコン。そして現金でもあり銀行口座や社会保障番号、身分証明書でもあります。 もはやスマホは、時計と同じように身に付ける身体の一部となっています。
だからこそ、飲食店でも電子決済などの利用が進んでいるはずです。 この流れは、止まることはありません。
Z世代、Y世代、X世代
世代をおさらいしましょう。 Z世代は、1990年代前半から2000年代生まれの人を指します。
1980年代から1990年代に生まれた人は、Y世代と呼びます。
さらに、1960年から1970年代に生まれた人はX世代と呼びます。
・1990年代半ば~2000年代生まれ ……… Z世代(スマホネイティブ)
・1980年代~1990年代生まれ ……… Y世代(ミレニアム世代)
・1960年代~1970年代生まれ ……… X世代(新人類世代、ジェネレーションX)
Z世代の特徴が今後の消費行動に影響する要因について考えましょう。 さて、どんなことがあげられるのでしょうか。 彼らが生まれ育ってきた世界には、すでにパソコンやインターネット、スマホやタブレットPCが存在していたという点です。
Z世代がモノを探したりモノを買ったりする場合に、インターネットが当然のように利用されて。 ですから、飲食店で支払いをする時にスマホで支払うというのも当然といえば当然です。
SNS時代にすでに突入
Z世代の飲食店を探すツールの代表格が、「Instagram」です。 写真主体のSNSメディアがキーツールとなります。 次にインターネットの検索サイト、グルメサイトなどがピックアップされるようです。 また、Z世代は、YouTubeなどの動画サイトも積極活用しています。 X世代からすると、インターネットの検索がトップにくると思われている方も多いでしょう。
しかし、Z世代には「インスタ検索」「YouTube検索」なる概念が存在します。
いずれにしても、写真や動画などの「見てわかる」メディアに反応しやすいというのが特徴です。 Z世代に限っていえば、飲食店探し=スマホ以外の選択肢はほぼ無いように思われます。 「インスタ映え」することは、若者にとっては当然の検索要素だということになります。
飲食店経営者の役割
ちょっと待って!「私は飲食店をしています。だから、お客様に料理を作って楽しんでもらうのが仕事です」という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ずいぶん昔の時代を考えてみてください。 江戸時代の飲食店には「看板」や「暖簾」はあっても、それ以上のものはありませんでした。お品書きはあっても写真入りの卓上メニューブックなんてありませんでした。 「看板」はあっても、電照看板やネオンサインはありませんでした。 「瓦版」や「番付表」はあっても、スマホ情報やグルメサイトはありませんでした。 あなたが飲食店を経営するにあたってやらなくてはならないことは、時代とともにゆっくり変わってきているのです。 そして、Z世代が表舞台で活躍し始めた現在、飲食店経営者の役割は新しく変化しつつあります。
オムニチャネル、の考え方
オムニチャネルとは、お客様と商品やサービスの様々な接点を統合するという考え方です。 飲食店の場合、お店の前を何度も通る人との接点があります。 グルメサイトでお店を探す人は、そのサイトが接点となります。 Instagramでお店を探す人は、SNSが接点。 あるいは、駅の反対側で割引チケットを手に入れた人は、割引チケットそのものが接点です。 こういったいくつもの接点をつくることをマルチチャネルといいます。 メルマガや直接発信するお店からのDMはがきやメールも、マルチチャネルのひとつ。 これらいくつものチャネルを統合するようにしむけるのがオムニチャネルです。
ホームページのオムニチャネル化
具体的に、あなたが自分のお店のホームページについて考えるとしましょう。
取り組むべき事がらは、最終的なアクセス先をホームページにする。そこへ様々な来訪者を誘導することです。 ホームページにたどり着けば、ユーザーが欲しい情報を手に入れられるように仕組化していきます。 これがオムニチャネル化です。
オムニチャネルは以前からあった
ちょっと複雑な説明でわかりにくいかもしれません。しかし、実際の店舗で考えれば単純です。
先ほどの割引クーポンの事例で考えてみましょう。
たまたま駅前で、わたしが、あなたのお店の「20%OFFクーポン券」をもらったとしましょう。
そして、そのお店ってどんなお店?と思います。
「お店のメニューは?」「メニューの値段は?」「営業は何時から?」「お店には何席ぐらい?」「店内の雰囲気は?」「大人数の宴会も可能?」クーポンには書いていません。
あるいは友人から「このお店すごく感じがいいよ!」と教えてもらったとします。
雰囲気や価格帯を教えてもらっても、「何人で入れるのか?」「おすすめのメニューは?」などの詳細は分からないかもしれません。
その場合、ホームページアドレスを開くことになるのではないでしょうか。
少しマーケティングの本来の説明とは外れるかもしれませんが、タッチポイントの取りまとめをするのがオムニチャネルの考え方です。
Z世代のオムニチャネル
先にお話ししたように、Z世代の情報ツールはスマホです。
彼らが飲食店を探す情報源は、インターネット上にあります。
グルメサイト、ホームページ、MEO(マップエンジンオプティマイゼーション)、SNS、ホームページ。
その中で、お店側から自律的に情報発信ができるのは、ホームページだけです。
MEOも多少はコントロールできますが、基本的にはホームページがベースになります。
様々なサービスやシステムを利用して、ネットユーザーとの接触ポイントを統合することは可能ですが、そのベースとなる部分がホームページです。
Z世代に響く情報を統合し、実際の店舗でもっと楽しんでもらう。そうして、その評価をネット情報に還元させていくことで、新たなユーザーにお客様になっていただき、より深くお店を理解してもらう。
あなたが経営する飲食店の、新しい時代が見えてきたのではないでしょうか。
こちらから一度自店のホームページをチェックしてみてください。