今回の記事は、集客に最も効果的な3つのヒントについてです。
今回は、路地裏にあるカレー専門店「カリーブラウン」にインタビュー協力をしていただきました。
インタビューでのやりとりを交えながら紹介していきます。
ホームページに掲載されている店内の雰囲気はまさに行ってみたくなる古民家のお店です。
築300年で癒しの空間をコンセプトにされているのも魅力を惹きつけるポイントになっているのではないでしょうか。
夜は完全予約制、路地裏にあるものの、昼は多くのお客さんで賑わっています。
今回の記事では、路地裏でも繁盛店として人気ある飲食店からヒントをいただきました。
現在、飲食店経営者でホームページ制作を検討されている方や集客にお困りの飲食店経営者の方の参考になれば幸いです。
目次
お店を繁盛させたいなら立地が最重要
飲食店を開業する時に、誰しも立地が良い場所を探すことを重要なポイントとして
捉えているはずです。
なぜなら、お客様に認知してもらいやすいからです。
ただ、好立地な物件の空室率や賃料が高いといったことから開業時のハードルが非常に高くなります。
最近では、飲食店で隠れ家や路地裏にあるお店でも行列ができて、多くのお客さんで賑わっているところも増えてきました。
今回は、路地裏にある飲食店が集客に成功しているヒントを伺うべく、カレー専門店「カリーブラウン」の店舗責任者である榎原美保子(えばらみほこ)さんにインタビューに協力していただきました。
カレー専門店で人気のある「カリーブラウン」は住宅街の路地裏にあるものの、地域密着型のユーチューブやグルメ系インフルエンサーの方にSNSで紹介されています。
今では口コミサイト(食べログ)でも上位の繁盛店です。 これから紹介する3つのヒントをぜひ参考にしてみてください。
1.飲食店の集客に大きな効果があるGoogleマイビジネス
ライターチーム)
路地裏にある『カリーブラウン』ですが、来店されるお客様は、お近くにお住まいの方が多いのでしょうか?」
美保子さん)
「いえ、圧倒的にウェブやSNSから見つけて来られる方がほとんどです。
Webで検索して来られる方の中には、遠方の方も少なくはありません。
食べログをご覧になられて来られる方もいらっしゃいますが
一番多いのは、Googleマップで見つけて来られる方になります。
もちろん、お近くからのお客様でリピーター様もいらっしゃいますが、半数以上はwebで検索して来られる方になります。」
Googleマイビジネスに登録しておくと、Googleが提供している検索(無料)やGoogleマップ上に店舗情報など掲載できるサービスを利用することができます。
現在、飲食店を探すのに使用するWebツールとしてGoogleマップが一番人気だという調査結果が出ているようです。
「出典」:https://lab.testee.co/map4result「地図アプリに関するNPS調査【iphoneユーザー4219名対象】:TesTee(テスティー調べ)」
スマホを使用しているユーザーが飲食店を探す際の条件として、「現在地から近い」「美味しい」「口コミの評価が高い」が基本になっているともいえるでしょう。
最近は、MEO対策という言葉をよく耳にします。
MEO対策とは、Googleマップ上に店舗情報を掲載できるサービスを利用して集客することを指します。
忙しくて登録する時間がないという方は、MEO対策も込みで徹底サポートしてくれるホームページ制作会社をおすすめします。
サポート条件は各社異なるため、値段やサポート条件などの比較をしてみると良いでしょう。
関連記事をぜひご覧ください。
【関連記事】飲食店のホームページ制作に対応しているサービス〜つまずく課題を解決してくれる制作会社5社を徹底比較〜
・競合店と逆の発想をすることが差別化になり、集客とリピーター獲得につながる
最近、飲食店を宣伝するツールはますます増えてきています。
今や飲食店を探すユーザーは、多くの飲食店を比較するための情報がたくさん溢れているので、検索能力に長けていることも事実です。
その中でも、口コミサイトやホームページに掲載されている写真やお店のコンセプト、口コミの評価を見た顧客を惹きつける商品や空間をお店で演出することが集客につながるカギとなります。
「カリーブラウン」の従業員、美保子さんに引き続きインタビューしてみました。
2.「毎日食べても身体に優しいカレー」が競合店との差別化
ライターチーム)
どのように競合店と差別化されていますか?
美保子さん)
自店は、B級グルメではないカレー屋にすることが競合店との差別化になります。
B級グルメとは安くて贅沢ではないが、美味しく気軽に食べられる料理のことです。
私たちは「毎日食べても体に優しいカレー」を提供することによって、お客様に満足していただきたいと思っています。
ライターチーム)
なぜ、毎日食べても体に優しいカレーを商品化したのですか?
美保子さん)
元々カレーは、薬膳として体に良い食べ物のはずなのです。
今やカレーはB級グルメとして高カロリーで体に良い食べ物とは言えなくなってしまいました。
毎日味見をするのは息子(雄二さん)なのですが、毎日食べるものが体に悪いものではいけないという想いもあり、グルテンフリー(小麦粉不使用)や乳製品を使用しないカレーのレシピができました。
ライターチーム)
なるほど。競合店が近くにたくさんある中で認知されるまでどれぐらいかかりましたか?
美保子さん)
カレーはB級グルメとして注目される食べ物の印象が強く、「毎日食べても身体に優しいカレー」が認知されるまでに時間がかかりました。
以前「体に優しい食べ物」は、カレーに対してインパクトが薄かったのです。
「味が薄いんじゃないか」「美味しくないのではないか」とネガティブな概念を持たれつつあるのですが、健康志向が広まる中、口コミやSNSの影響から徐々に認知されていくようになりました。
人々の食べ物に対する印象に対して、逆の発想をすることで多くの人の興味を引いているのかもしれません。
逆の発想の中にも人の身体に気遣った優しさも人気の理由だと言えるでしょう。
3.飲食店のコンセプト【世界観】を維持するクレンリネス
ライターチーム)
私が以前来店した際には、ランチタイムになると続々とお客様が来店されて賑わっていましたね。
リピートの方も多いイメージがありました。何か宣伝などされているのでしょうか?
美保子さん)
私自身、webが苦手なので宣伝は行っていません。
Instagramに少し投稿する程度です。
ただ、帰られるお客様に少しでも「気持ちよく過ごせたな」と思ってもらえるように、現場でのサービスや空間作りに尽力しています。
ライターチーム)
空間に関しては広いお庭もあり、歴史を感じるインテリアもありますが、お手入れなどはどうされているのでしょうか?
美保子さん)
全て自分で手入れしています。
庭の一部は定期的に庭師の方に依頼していますが、基本的には毎朝、庭の手入れや店内の掃除は欠かせません。
ライターチーム)
毎朝の努力がお客様の居心地をよくさせているのですね。
ありがとうございました!
まとめ
どれだけ効果のある集客ツールを使用したとしても、口コミで低評価がついてしまうとそれも多くのユーザーに知られてしまうのがwebツールです。
口コミを投稿するユーザーの多くは、体験して良かったと思えるお店があると「ぜひ行ってみてほしい!」という気持ちで口コミに様々なコメントを書くことでしょう。逆も然りです。
クレームが口コミに書き込まれることで、お店の売上に影響する場合も少なくはありません。
飲食店の現場で、サービスや快適な空間を提供することを大前提において集客ツールを使用することを意識しておきましょう。
今回の記事は、
・集客に効果があるのは「Googleマイビジネス」
・競合店との差別化
・リピーターを増やすためのクレンリネス
についてご紹介いたしました。
ホームページ制作を検討されている方は、ぜひMEO対策も視野に入れてみて下さいね!