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新大学生を対象としたアルバイト人材の獲得方法とは?採用開始の時期も解説

新大学生を対象としたアルバイト人材の獲得方法とは?採用開始の時期も解説

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少子高齢化の加速や需要と供給のアンバランスなどに伴い、業種・業界を問わず人材不足は深刻な問題となっています。人材不足を補うため、アルバイト人材を活用している企業や店舗も少なくありません。特に、比較的時間に余裕のある大学生のアルバイトは、即戦力と貴重な存在です。ただ、大学生バイトは卒業と同時に辞めてしまうため、最長で4年しか雇用できません。そのため、卒業する大学生バイトの穴を埋め必要があります。加えて、なるべく早い時期に新大学生を対象とした人材を獲得することが重要です。当記事では、新大学生を対象とした人材の獲得方法について、詳しく解説します。

新大学生のバイト人材を効率的に獲得する方法

まずは大学生バイトが辞めた途端に人材不足に陥らないようにしなくてはいけません。そのため、事前に新大学生のアルバイト人材を獲得することが重要です。ここでは、新大学生のバイト人材を効率的に獲得する方法を解説します。

求人サイトに掲載する

求人サイトとは、インターネット上に企業の求人を掲載し、応募を募るサイトです。例えば求人情報誌といった従来の求人媒体はオフラインでの募集でした。それに対し、求人サイトはオンラインの求人媒体となっています。オフラインの求人媒体に比べると掲載できる情報量が多くなります。また、詳細な労働条件や福利厚生、職場の雰囲気などを伝えやすいのが求人サイトのメリットです。求職者が仕事探しをする場合、賃金だけでなく職場の雰囲気を重視する傾向もあります。沢山の情報を掲載できる求人サイトを利用することで、職場の雰囲気を重視する新大学生にアピールすることが可能です。

求人検索エンジンを利用する

検索エンジンとは、インターネット上に公開されているWebサイトや画像などを検索できるサービスです。なかでも、求人検索エンジンは求人検索に特化した検索エンジンです。要は、インターネット上に掲載されている求人情報を収集し、まとめて検索できます。インターネット上からの収集だけでなく、求人サイトのように直接求人を掲載することも可能です。求人検索エンジンを活用すれば、低コストで多数の求職者に求人をアピールできます。特に利用者の内、インターネットに慣れ親しんだ若年層のユーザーが多いけいこうです。そのため、新大学生のバイト採用にも最適です。

人材派遣や人材紹介を依頼する

急な欠員を補う場合などには、人材派遣や人材紹介を依頼する方法もあります。人材派遣とは、人材派遣会社に登録しているアルバイトスタッフを、派遣バイトとして斡旋してもらう方法です。派遣バイトは人材派遣会社と雇用契約を結びます。そのため、賃金の支払いや社会保険の加入は人材派遣会社が行います。一方、人材紹介は人材紹介会社からアルバイトスタッフを紹介してもらう方法です。雇用契約は自社と結ぶため、賃金の支払いや社会保険の加入も自社で行います。これらを利用するには派遣料や紹介料など一定のコストは必要です。そのため、例えば急な欠員を補いたい場合などにはおすすめです。

アルバイトマッチングサービスに登録する

急な欠員を補うには、アルバイトマッチングサービスに登録するという方法もあります。アルバイトマッチングサービスとは、インターネットやスマートフォンアプリを使って、今すぐ人手がほしい会社と、空いた時間で今すぐ働きたいワーカーをマッチングするサービスです。このような働き方は、徐々に若年層を中心に注目を集めています。例えば、急な欠員に対応したい、繁忙期だけ人手がほしい場合などに利用されます。採用選考がないため、どのような求職者が来るかわからないという不安はあります。一方、気に入った人材は直接雇用することも可能です。

オウンドメディアやSNSを活用する

自社が運営するWebサイトやブログ、SNSなどを活用して新大学生を採用する方法があります。自社のメディアを使った採用手法をオウンドメディアリクルーティングと言います。魅力を自由に発信することで、マッチング精度の高い人材を獲得することが可能です。例えば、SNSのアカウントを活用し、自社の魅力や雰囲気を伝えることができます。ほとんど費用もかからないため、コストを抑えて募集したい場合におすすめです。特に、SNSは若年層が多いため、新大学生にも効果的にアプローチできます。

知人やスタッフに紹介してもらう

知人やスタッフに新大学生を紹介してもらう方法もあります。例えば、大学生のバイトスタッフに後輩を紹介してもらう方法です。紹介してもらうことで効率的に新大学生のバイト人材を獲得することが可能です。新大学生、先輩がスタッフとして働いている職場であれば馴染みやすくなります。、卒業まで長期間働いてもらえるかもしれません。ちなみに、知人やスタッフの紹介による採用を「縁故採用」や「リファラル採用」と言います。縁故採用・リファラル採用を積極的に取り入れるのも良いでしょう。採用コストを抑えて自社にマッチした人材を効率よく獲得することが可能です。

学校の掲示板に求人を掲載する

学生バイト特有の求人方法ですが、学校内の掲示板や学内システムに求人情報を掲載する方法もあります。学内掲示板や学内システムに求人を掲載するには、就職課や就職支援センター、キャリアセンターなど、学生の就職支援を管轄する部署に求人票を提出するのが一般的です。求人票を提出する方法には、求人票のフォーマットをダウンロードしFAXしたり郵送したりする方法や、大学が設けている求人受付サイトから申し込む方法などがあります。一定の手間と時間はかかりますが、コストをかけずに新大学生のバイト人材を獲得することが可能です。

新大学生のアルバイト採用開始は早い方が有利

大学生バイトは卒業と同時に辞めてしまうため、最長でも4年間しか雇用できません。卒業する大学生バイトの代わりに、新大学生のバイト人材を獲得したいと考えている会社や店舗も少なくないでしょう。日本の大学生は、3月に卒業するのが一般的です。しかし、新大学生のアルバイト採用開始はなるべく早い方が有利と言われています。ここでは、採用開始は早い方が有利な理由を一つずつ見ていきましょう。

理由1:年末年始は求人倍率が低い

一般的に、忙しい年末や年明けすぐの年始は採用活動が鈍化する時期と言われています。しかし、採用市場が落ち着く年末年始は求人倍率が低くなります。そのため、人材を獲得したい企業にとってはチャンスの時期とも捉えられるでしょう。ちなみに、求人倍率とは求職者1人あたりに何件の求人があるかを示す経済指標です。例えば、求人数が50に対し求職者が100の場合は0.5倍、求人数120に対し求職者が80の場合は1.5倍となります。求人倍率が低い状態は、求職者数に対し採用競合が少ない状態です。採用競合の少ない年末年始は、企業が有利に採用活動を進められる時期でもあります。

理由2:推薦で早めに進学先が決まる学生もいる

採用競合の少ない年末年始は、求職者が少ない時期でもあります。しかし、新大学生に限って言うと、アルバイトを探し始める学生も少なくありません。なぜなら年末年始は新しい生活に向けて、準備を始める時期でもあるためです。中には、内部進学や推薦入試などで、早い時期に進学先が決まった学生もします。高校を卒業し、大学生になったらアルバイトで社会経験を積みたいと考える学生も多いため、早めに採用をスタートすることでモチベーションの高い新大学生を獲得することが可能です。

理由3:3~4月は求人・応募が活発化する

年末年始が終わり、3月・4月に入ると求人や応募が活発化する時期になります。特に、3月下旬から4月上旬はコストをかけて、積極的に求人を掲載しましょう。この時期に採用を開始する場合は、新大学生が学校生活に慣れ始める4月下旬にかけて徐々にシフトを増やしていってください。ちなみに、求人が多くなるこの時期は、細かな条件をアピールするのではなく、

  • ・土日祝日時給UP
  • ・短時間勤務OK
  • ・学生歓迎

といったわかりやすい条件を打ち出すのがおすすめです。

新大学生のアルバイト採用を早期に始めるメリット

前章では、新大学生のアルバイト採用開始はなるべく早い方が有利とお伝えしました。求人倍率の低い年末年始の採用開始には、いくつかのメリットがあります。加えて、なるべく早い時期に新大学生のバイト人材を獲得することで、安心して大学生バイトの卒業シーズンを迎えられるでしょう。ここでは、新大学生のアルバイト採用を早期に始めるメリットを解説します。

採用コストを削減できる

前述の通り、年末年始は採用活動が鈍化する時期です。求人も応募も少なくなる季節ですが、新生活に向けてアルバイトを探す学生がいます。新大学生から一定のニーズのあるこの時期は、コストをかけずに人材獲得期待できます。例えば、SNSを活用した採用やスタッフからのリファラル採用を取り入れれば、低コストで新大学生を獲得できます。一方、求人が増え始める3月・4月は、採用競合が多い時期でもあるため、コストをかけて積極的にアピールしなければなりません。ただし、この時期は応募も急増するため、短期間で効率的にバイト人材を獲得できます。

人材の定着が期待できる

早期に新大学生を採用することで、既存スタッフの卒業まで余裕をもって育成できます。例えば、飲食店などは年明け1月・2月は仕事に余裕のある時期でもあるため、大学生バイトから新大学生に業務内容を丁寧に引き継ぐことも可能です。しっかりとフォローし定着を図れれば、卒業まで長期間働いてくれるかもしれません。早めに教育や引継ぎを終えておくことで、春の繁忙期に向けて人材確保にも役立ちます。貴重な人材の定着を図れること、繁忙期に向けて人材確保に役立つことは、早期採用の大きなメリットです。

新大学生のバイト人材を採用する際の注意点

新大学生のバイト人材を採用する際に気をつけなければならないのが、働きやすい労働環境を整えることです。せっかく採用しても、労働環境が劣悪だとすぐに辞めてしまうでしょう。大学生バイトも安心して働き続けられるよう、労働環境の整備に注力してください。ここでは、新大学生のバイト人材を採用する際に注意すべき労働環境について解説します。

学業とバイトを両立できるシフトを設定する

採用した新大学生が無理なく働けるよう、学業とバイトを両立できるシフトを設定しましょう。学生は学業との兼ね合いがあるため、無理なシフトを組まないことが重要です。忙しいからと言って会社や店舗の一方的な都合で時間を拘束するなどもってのほかです。逆に、大学生が仕事を探す場合、シフトの融通が利きやすいアルバイトを選ぶ傾向があります。学生でも働きやすい柔軟なシフトを実現できれば、人材の獲得にもつながるでしょう。学生の本分である学業を最優先に、職場とバイトスタッフ双方で話し合ってシフトを組みましょう。

労働条件や福利厚生はきちんと明示する

新大学生をアルバイトとして雇用する場合は、労働条件と福利厚生をきちんと明示しましょう。特に、契約期間、就業場所、始業・終業時間、休憩時間、休日・休暇、賃金、昇給などの労働条件は、必ず書面で明示しなければなりません。雇用契約の際にこれらを明示しないと、労働基準法違反となるため注意が必要です。福利厚生の明示は義務ではありません。一方、求人などに記載することでアピールにもなります。例えば、飲食店のまかないは学生バイトに人気の福利厚生です。

労働時間を始めとした労務管理に気をつける

学生バイトに対しても、労働時間や休憩時間をしっかりと管理しましょう。労働時間については、始業時間や終業時間の解釈について注意が必要です。制服や作業着への着替え、業務に必要な準備や後片付け、参加が義務の教育や研修の時間も労働時間に含まれます。一定時間以上働くバイトスタッフに対しては、必ず休憩時間を与えてください。「忙しいから休憩はなし」はご法度です。また、時間外労働が発生した場合は、アルバイトであっても必ず残業代を支給しましょう。

マップジョブで新大学生のアルバイターを獲得しよう!

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まとめ

今回は、新大学生を対象としたアルバイト人材の獲得方法について解説しました。さまざまな業種・業界が人材不足で苦しんでいます。そのなか、大学生のアルバイト人材は貴重な戦力です。しかし、大学生バイトは卒業と同時に辞めるため、最長でも4年間しか雇用できません。大学生バイトの卒業によって人材不足に陥らないよう、なるべく早く新大学生のバイト人材を獲得するのが重要です。MAPJOB(マップジョブ)を活用し、近隣の大学に通う新大学生のアルバイターを獲得しましょう。