みんなの飲食店研究会

飲食店ならやっぱりノンカフェインメニューを作るべき?メリットや導入事例をチェック!

飲食店ならやっぱりノンカフェインメニューを作るべき?メリットや導入事例をチェック!

飲食店の集客に関するお悩みは「みんなの飲食店研究会」へ一度ご相談ください。 お客様に合わせた最適な集客手段をご提案いたします。

お問い合わせする


近ごろ、カフェやレストランなどで「ノンカフェイン」や「カフェインレス」といった表記をしている飲み物を見かけることがあります。

カフェインはコーヒーなどに含まれています。頭がすっきりしてリフレッシュするという効果があります。しかし、体質などさまざまな問題で避けたほうが良い方もいることがわかってきました。

それでは、飲食店を経営するうえでノンカフェインメニューは導入するべきでしょうか。この記事では、ノンカフェインメニューの概要からメリット、導入例まで解説します。

ノンカフェインの飲み物は必要?

まず、カフェインが入っていないメニューを導入することで消費者にどのようなメリットがあるのでしょうか。カフェインの基礎知識とあわせて紹介します。

ノンカフェイン、カフェインレス、デカフェの違い

「ノンカフェイン」ではなく、「カフェインレス」「デカフェ」という表記もあります。消費者側にとってはどれがどのように違うのか混乱してしまうかもしれません。

注意点として、ノンカフェイン以外は「カフェインが入っていない」という意味ではないのです。

基本的にはデカフェが「カフェインを取り除いた処理をしたもの」を指します。カフェインレスは「もともとカフェインの含有量が少ないもの」を指しているからです。

一般的なコーヒーと比較すると、デカフェのカフェイン量はかなり抑えられています。しかし、処理工程上で100%取り去ることはできないのです。「まったくカフェインの入っていないものがほしい」という場合は避けていただく。または、あらかじめ従業員に聞いてみるようにしましょう。

カフェインの効果

カフェインは、コーヒー豆やカカオ豆・茶葉などに主に含まれる天然の食品成分です。
コーヒーは「眠気がなくなりリフレッシュした気分になる」というイメージがあります。カフェインによる筋肉・神経などにもたらす興奮作用がもたらすものと言えます。
カフェインを摂取すると、「幸せホルモン」のドーパミンが分泌されます。これにより、交感神経が優位になります。そして、体がリラックスした状態からアクティブな状態に切り替わります。これが眠気が覚め、すっきりした感覚なのです。

また、もうひとつの作用としては「利尿作用」が挙げられます。これは腎臓の血流が促進されることで体内の水分が尿に変換されるというものです。尿として排出されることでむくみを軽減されます。これはむくみ体質の方にとっては、メリットになります。

カフェインが多く含まれる飲み物

「カフェイン」と聞くとまず一番にコーヒーを思い浮かべる方が多いかもしれません。実はコーヒーはカフェインの含有量がもっとも多い飲み物ではありません。100mlあたりに含まれるカフェインの含有量を調べたデータでは、以下になります。

  1. 玉露 160mg
  2. コーヒー 60mg
  3. 紅茶 30mg
  4. 煎茶 20mg
  5. ウーロン茶 20mg

突出して多いのは1位の玉露で、2位にコーヒーがランクインしています。1日におけるカフェインの推定摂取量は1日400mg以下と言われています。よって、コーヒーでは1日3〜4杯までを目安にすると良いのかもしれません。

カフェインを避けたほうが良い方

カフェインには人体に良い効果もありますが、その一方で避けたほうが良い方もいます。

まず、もともとの体質からカフェインが合わない方もいます。牛乳を飲んでおなかを下しやすくなる方がいらっしゃいます。同様に、カフェインで腹痛や頭痛・動悸・倦怠感などを感じる場合があります。

また、カフェインが直接的な要因ではない場合もあります。胃腸が弱い。もしくは逆流性胃腸炎の診断が下りている方も避けたほうが良いかもしれません。

カフェインにはクロロゲンという胃酸の分泌を促進する効果があります。これにより、胃酸によって胃が荒れてしまう可能性があるためです。

そして、「妊婦」もカフェインを避けたほうがいい例としてよく挙げられます。カフェイン摂りすぎにより、自然流産や出生児の健康リスクが高くなるという研究もあります。この研究結果では1日マグカップ2杯程度にとどめることを目安としています。しかし、なるべくノンカフェインのものを摂取するようにする方も多いようです。

ノンカフェインのメリット

このように、カフェインを避けている・体質的に飲めない方は一定数存在しています。カフェインを避けたい方たちにとって、カフェやレストランでドリンクを注文するときはまったくカフェインが含まれないノンカフェインのもの、もしくはカフェインレスやデカフェのメニューが大きなニーズになります。

また避けているわけではないけれど、夜の遅い時間で眠れなくなってしまうと困る。だから、なるべくカフェインが入っていないものを飲みたい。といった時間帯による需要も考えられます。

ノンカフェインの飲み物

それでは、飲食店でノンカフェイン商品を頼みたいときに、どのようなを頼むと良いのでしょうか。以下に代表的なノンカフェインの飲み物を紹介します。

ルイボスティー

ルイボスティーは、南アフリカ共和国原産のマメ科の低木の葉からできるノンカフェインのお茶です。ルイボスは現地の言葉で「赤い茂み」という意味です。その名の通りルイボスの葉は落葉して発酵するとあざやかな赤色になります。それを煎じたお茶もまた美しい赤色をしています。

ルイボスティーは紅茶ではありません。しかし、風味が紅茶に似ていることから海外の方にとっても親しみやすい味でした。そのため、20世紀に入りヨーロッパに持ち込まれたあと、世界中で有名になりました。

抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれています。また、近年ではSODという活性酸素を軽減する酵素が含まれることも判明しました。ルイボスティーを飲むことを習慣にしている現地の部族が、ほかの部族と比較しても若々しく見られたという逸話は、ルイボスティーの影響もあると言われており、「不老不死のお茶」とも呼ばれています。

そば茶

そば茶は日本や中国などで古くから親しまれている飲み物のひとつです。焙煎したそばの実を粉末状にしたものをお湯で溶かして飲まれてきました。そばの実は日本で生産されているもの。そして、「韃靼(だったん)そば」と呼ばれるものがあります。韃靼そばは、現在のロシアやモンゴル、中国などが原産の2種類が主に流通しています。

日本のそばの実と韃靼そばの実の大きな違いがあります。韃靼そばのほうが「ルチン」という成分が多く含まれている点です。ルチンは生活習慣病の予防や体内酵素の活性化など人間にとって様々なメリットがあります。日本のそばの実と比較すると数百倍もの含有量の違いがあるのだそうです。
一方、日本のそばの実と比較すると苦味が強いことから、近年まで日本ではあまり普及していませんでした。ところが、焙煎処理などの工場によって飲みやすい韃靼そば茶の製品も増え、日本でも韃靼そば茶が流通するようになってきました。

さらに、そば茶は食物繊維も多く含まれているのがうれしいポイントです。ルチンの効果によって体内の代謝が上がりやすくなります。これにより、老廃物の排出やダイエットへの効果も期待できるのだそうです。

麦茶

日本人ならパックなどを使って、冷蔵庫で常備している方も多いであろう麦茶。これも代表的なノンカフェイン飲料の一つです。

麦茶は大麦を原料としており、これを焙煎して煎じたものが麦茶になります。

近年ではCMの影響などで夏に冷やして飲むもの、というイメージが強くなっています。しかし、古くからは冷たくするだけでなく温かい状態でもよく飲まれていました。

昭和40年頃に麦茶のパックが販売され、日本の家庭の定番として親しまれています。

麦茶はカロリーがほとんどありません。また、抗酸化作用や胃粘膜の保護など様々なメリットがあることがわかっています。

ハーブティー

ハーブティーは各種ハーブから抽出したお茶のことです。ほとんどの種類がカフェインレス(カフェイン少量)もしくはノンカフェインです。そして、配合されるハーブによってさまざまな効能があります。

ただし、カフェインが含まれる茶葉などがブレンドされている場合もあります。ハーブティーがすべてカフェインレス・ノンカフェインではないので注意が必要です。

主な効能としては、香りによるリラックス効果があります。また、体を温める作用による安眠効果、自律神経の安定効果などが挙げられます。「ラベンダー」や「カモミール」などはリラックスタイムや就寝前に向いています。「ミント」や「ローズヒップ」などは朝のスッキリしたいタイミング、など時間帯によって飲み分けをするのも良いでしょう。

ノンカフェインメニューを取り扱う店舗例

実際にノンカフェインメニューのある店舗では、どの様に販売されているのでしょうか。

スターバックス

アメリカ発のコーヒーチェーン店であるスターバックスは、ドリンクメニューとしてはカフェインの含まれるコーヒーやティーメニューが中心ではあるものの、ノンカフェインのメニューもあります。

例えば、カモミールとラベンダーをブレンドした「カモミールティーラテ」、さっぱりとした味わいで夏にぜひ味わいたい「ゆずシトラス&パッションティー」などがあります。

甘いものが好きな方は、ココアやキャラメルクリームをベースにしたドリンクを楽しんでみても良いでしょう。

また、スターバックスはカフェインレスのメニューも非常に豊富です。特に、コーヒー豆は通常であれば薬品を使用してカフェインを除去する工程が含まれるものを、二酸化炭素と水だけでよりクリーンなカフェイン除去のプロセスを用いている点が安心できるポイントと言えます。

カフェインレスのコーヒー豆も店舗で販売されています。カフェインに敏感な方でも手軽にコーヒーを楽しむことができる点も魅力的です。

一風堂

福岡県発祥のとんこつラーメンのチェーン店である一風堂は、「ルイボスティー」をおよそ20年ほど前から提供しています。

当時はルイボスティーの存在が日本にはまだ浸透していませんでした。しかし、創業者がルイボスティーのさわやかさ・スッキリとした味わいがとんこつラーメンのこってりとした風味と相性が良くなると感じ、その後全店舗で導入を決めたのだそうです。

提供当初はやはり従業員や来店客もルイボスティーの存在を知らないケースが多く、経験したことのない味に驚いた方も多かったものの、「他にはない特別な味」と大きな話題になりました。

現在では、「一風堂のルイボスティー」として店舗で販売されています。ピッチャーにお冷代わりに使われるなどなくてはならない存在として親しまれています。

ゴンチャ

台湾発のタピオカチェーン店の大手ともいえる、ゴンチャもミルクティーのイメージが強いものの、ノンカフェインのメニューが存在しています。

ノンカフェインメニューを頼みたい場合、「黒糖ミルク」「タロミルク」「フルーツビネガー」などがおススメです。

メニューでは「黒糖ミルクティー」「タロミルクティー」など「ティー」が表記されています。これらのティーを抜いて「黒糖ミルク」「タロミルク」にすることでノンカフェインドリンクが楽しめます。

黒糖ミルクは黒糖ならではのやわらかな甘みを、タロミルクは日本ではなかなか見かけませんが「タロイモ」のペーストを使ったコク深い味わいが特徴的です。

また、「フルーツビネガー」は甘酸っぱいサッパリとしたテイストが好きな方におすすめです。

新メニューの告知もラクラクなWebサイトの制作ならSmart10(スマートテン)!

ノンカフェインドリンクなど、新メニューを作成したいときに告知をどのようにすべきかお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もし、店舗のWebサイト作成を検討している方は、サンプルページ作成が0円で可能なSmart10の飲食店専門ホームページ制作サービスをご検討ください。

「Smart10」は飲食店専門のWebサイト制作サービスで、これまで実に8,000件以上の実績がございます。プロのWebデザイナーとカメラマンによる高品質なWebサイト作成や運用はもちろんのこと、ご希望があれば販促支援の提案なども含めトータルにお客さまをサポートさせていただきます。

また、「Webサイトの知識がないから完成したイメージが湧かない」という方もご安心ください。Smart10ではお客様のご希望やニーズ、注目してほしいポイントなどをお聞きしながらTOPページのサンプルを無料で作成いたします。

面倒な対面打ち合わせなどもなく、必要なデータ提出も最低限、リモートでの対応も可能です。

SEOやセキュリティ対策など、制作後の運用もぜひお任せください。

まとめ

カフェインにはメリットもあります。しかし、最近では過剰摂取などによる事故の発生しています。体質などによって摂取しないほうが良い方もいる、ということが知られてきました。

飲食店ではコーヒーやお茶などカフェインの含まれているものが主流でした。しかし、最近ではノンカフェインのハーブティーや、カフェインレス・デカフェのコーヒー・紅茶などのメニューが少しずつみられるようになりました。

新メニューの告知や顧客獲得のために新しいWebサイトをオープンさせたい!と考えている飲食店の皆さまは、ぜひSmart10をご検討ください。

飲食店の人手不足にお困りなら…MAPJOB