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飲食店のホームページは本当にいらない?陥る落とし穴とリスクを比較検討。

飲食店のホームページは本当にいらない?陥る落とし穴とリスクを比較検討。

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こんにちは、『忙しい飲食店様のために特化したホームページ制作 – Smart10』のライターチームです。

この記事では、飲食店のホームページについてのメリット・デメリットについて説明していきます。

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飲食店にホームページはいらないのか?

結論からいいましょう。 まず、ひとつめの結論からです。飲食店にとって、ホームページはなくてもいいです。 しかし、経営者であるあなたは、そのリスクを十分に承知しておく必要があります。 実際ホームページがいらないと考える飲食店は、たくさんあります。 飲食店はインターネットの世界で勝負しているのではなく、料理や味で勝負しているのだという経営者は多いのです。 もっともな考え方でしょう。 特に、料理人兼オーナーや料理人兼経営者という場合が多いので、ウチのアピールポイントは自慢の料理だと考えて当然でしょう。 ただ、あくまでそこには大きなWebリスクが潜んでいることを念頭に置いていなくてはなりません。 それを回避するのが公式のホームページだということが、ふたつめの結論です。

グルメサイトに掲載されているから大丈夫。

確かにグルメサイトにはあらゆる飲食店の情報が掲載されています。 経営者であるあなたはご自身の飲食店情報が掲載されているグルメサイトを、おそらく一度は見られたことがあるでしょう。 星がいくつ付いているのか、どんなコメントが書き込みされているのか。 飲食店はお客様相手の商売ですから、あなたはみんなの評判が気にはなるはずです。 Webそのものには興味がなくても、あなたはきっとお店の評判には耳を立てて聞いてしまいます。 だからインターネットをつい見てしまいます。 その行動は、いわゆるエゴサーチと呼ばれるものです。

グルメサイトに掲載されているから大丈夫。

お客様も同様に評判が気になるもの。

あなたが自分のお店の評判をほんの少しでも気にするように、気の利いたお店を探しているお客様も評判が気になっています。 その両方のバランスの間に立っているのがグルメサイトという仕組みになっているのです。 それを少しでも良い方向にコントロールしようとすると、お店の側としては有料プランに費用をかけたり、広告を掲載したりして、プラス評価があるように仕向けていくことができます。 しかし、2022年6月にグルメサイトの評価方法について、ある焼肉チェーン店とグルメサイトの間で、数千万の損害賠償金訴訟に発展するという事案が発生しました。 その是非はともかく、それほど費用が掛かるものであり、サイト側には恣意性がなくともアルゴリズムが予期せぬ方向に働いてしまう可能性があることは明確となりました。

一般企業でも事情は同じ。

前に説明していることは、実は一般企業でも同じことがいえます。 例えば、就職活動の書き込みサイトを例にとってみましょう。 通常、ある会社が新入社員を採用しようとする場合、就職サイトに募集広告を出したりフリーペーパーの求人雑誌に情報を掲載したりといった、募集活動を展開します。 しかし、仕事を探している側の人たちは、行動パターンとして、
①求人エンジンサイトで仕事を探す、
②紐づく求人サイトに移動する、
③気に入った会社のホームページを探す、
④就職活動の書き込みサイトに移動する、
という遷移をしていきます。

一般企業でも事情は同じ。

求職者にとって書き込みサイトは必須。

この、最後の部分がキーポイントです。就職活動の書き込みサイトを見る人が多いのです。 ここには、現職の社員の方や退職した社員の方の書き込みがたくさん掲載されています。 ポジティブ情報とネガティブ情報、プラス情報とマイナス情報の両面から比較検討しています。 閲覧する求職者の側も、その書き込み内容を100%信用するわけではありません。 大体において、こういったサイトにはポジティブな情報よりもネガティブな情報のほうが書き込まれやすいということをみんな割り引いて読んでいます。 しかし、何件ものマイナス情報が重なって書き込まれていると、その記事は信用されやすくなります。 好ましくない情報がネガティブに少しずつ信じられてしまうといったリスクがあります。 こちらも真偽のほどはともかく、自分のしらないところで人の評価が固まってしまうこともあるのです。

情報がコントロールできないのがリスク。

こういった掲示板や書き込みサイト、あるいはSNSといったツールの怖さは、予期せぬ方向に予期せぬ情報が広まってしまうということです。
これに対し、運営側はよほど法的に抵触しない限り、コントロールできないのです。 もしコントロールできてしまえば、それは公正な評価ではないということになります。 自由に解放されている掲示板的な性格があるからこそ、掲載されている会社やお店にはリスクがあるということですね。

公式のホームページは本当に伝えたいことの砦。

一方、お店や会社が自他ともに認める公式のホームページに対しては、基本的に一番正しい情報が掲載されているということが認められています。
もちろん、自分の飲食店のことを自分たちで表現するわけですから、都合よく良いことだけをアピールすることもできます。 しかし、一般的には公式のホームページで発信されたことは、約束として守るべきものというWebセオリーがあります。 広く世間に対して自分が発言した内容は、当然誰が見ても聞いても正しいですよね、というWeb道徳ともいうべき暗黙のルールが働きます。 つまり、責任は伴うものの、自分の言い分をきちんと発言できる場所が、ホームページにおいて確保されているということなのです。

公式のホームページは本当に伝えたいことの砦。

良いことも悪いことも、正直に発信する。

よくマスコミネタになるような事件に対し、「大変申し訳ございませんでした。今後の改善策としては○○の管理体制を徹底し、以後このような事態が再発しないよう厳重に気を詰めてまいります」 的な謝罪表明がマスコミ会見とともに、ホームページでも謝罪されている場合があります。 反対に、「○○の賞をいただきました。みなさまの応援のおかげです。ひとことお礼を申し上げたくて」 的な感謝表明や自慢アピールなども、ホームページに掲載されています。
おおよそ、そういった正直な態度を声にして、きちんと社会に届けたいというのがベースにあります。 そんな場合に、公式のホームページは、一番早く、正直に、正しく伝えるWeb媒体だと思ってください。

グルメサイトの次はホームページで確認する。

ちなみに、先ほどのグルメサイトや就職活動サイトへの書き込みですが、これに対する意見はそのサイト上でもすべきですが、主にホームページでもしておくべきです。
書き込み:「スタッフの表情に笑顔がない」と書かれてしまった場合
リプライ:
◎心当たりがあれば…「すいません、行列ができてお客様をお待たせし忙しくなってくると、つい感謝の気持ちを忘れがちでした。早速スタッフミーティングで話し合ったところ、笑顔で謙虚な気持ちを忘れないように、毎日お互いをチェックすることにしました。今後とも頑張りますので…」
◎心当たりがない場合…「いつも気を付けているのですが、まだまだ努力が足りないようです。いつでも気持ちいい対応だねって思ってもらえるように、気を付けてまいります。もしも今後お気づきの点がございましたら、店長のわたくし●●までお申し出ください。」
さらにホームページでもそのあたりの対応について、きちんと態度表明しておきたいものです。

定期的にインターネット上の評判を見て回る。

もちろん、これはグルメサイトだけではなく、就職活動書き込みサイトでも同様の対応が必要です。
インターネットの書き込み情報が、店舗のスタッフ採用に影響を及ぼす場合もあります。 一度、現在のお店の就活書き込みをエゴサーチしてみてください。 そして、自分のお店のホームページに対して、正しい評価をしてもらっているのか、考えてみてください。 ちなみに、仕事探しをする場合、かなりの割合の方が、書き込みサイトを閲覧しているようです。 そして、そのあとさらにかなりの方が、その店舗のホームページに遷移していくようです。 自分の知らないところで自分の知らないお店のネガ情報が書き込まれていないか調べてみてください。 その対処は前項でご説明した通り。 きちんと正直に、お店側の態度を表明して、誤解を解いておかなくてはなりません。

定期的にインターネット上の評判を見て回る。
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