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飲食店スタッフの髪色は自由でOK?基準ルールや効果的な指導方法のヒント

飲食店スタッフの髪色は自由でOK?基準ルールや効果的な指導方法のヒント

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飲食店で働くスタッフの髪色は、店のイメージやブランド価値を大いに左右します。一方で、個性や自己表現も大切にしたいところですよね。このバランスをどう取るかが非常に重要です。この記事では、髪色ルールの設定方法や効果的な指導方法のヒントをご紹介します。

飲食店スタッフの髪色の重要性

人は見た目が9割。そんな言葉が示すとおり、髪色によって与える印象は違います。飲食店にとっても同様です。飲食店スタッフの髪色は、飲食店のブランドイメージを形成する要素の一つです。清潔感や、プロフェッショナルな印象を与えられます。さらに、お客様の信頼を得やすくなります。逆に言えば、髪色がお店のコンセプトや雰囲気に合わないことも。つまり、髪色によってリピーターを失う可能性も考えられます。

髪色のルールを明確にしよう

髪色を自由にすると生じる明るさや楽しさもあります。ただ、必要最低限のルールを設けることが必要不可欠です。
まずは髪色に関するルールを明確にしましょう。
そのためには、店舗のポリシーをしっかりと定めなければなりません。
例えば、食品を扱う飲食店では「清潔感」が大切です。とは言え、「清潔感のある髪色」の判断は難しいですよね。お店のコンセプトや利用客層、ブランドイメージと照らし合わせて考えます。

ポイント1:飲食店のコンセプトに合っているか

コンセプトとは、お店の特徴やイメージのことです。お店が提供する価値とも言えます。
仮に、コンセプトが高級料亭の場合、派手な髪色では少しフランクすぎる印象を受けます。この場合は、自然な髪色やブラック、ブラウンなどのベーシックな髪色に限定する必要があるでしょう。
反対に、気軽に利用できるカフェの場合で考えてみます。多少明るい髪色でも悪い印象を持たれることはないでしょう。

関連記事:飲食店に必要なコンセプトの考え方【コンセプトシート無料ダウンロード】

ポイント2:利用客の年齢層で考える

飲食店を利用されるお客様の年齢層から考えましょう。同じく高級料亭の場合、利用年齢層は高め。派手な髪色を受け入れてもらえない可能性が考えられます。
カフェの場合なら、年齢層は10代~30代でしょうか。立地も影響しますが、比較的若年層です。髪の明るさに偏見を持たれることは少ないでしょう。
若いと言っても、注意は必要です。小学生や幼稚園のお子様の場合、派手な髪色は「怖い」という印象を持たれるかもしれません。
コンセプトが明確であれば、年齢層も必然的に明確化されます。ただしファミリーレストランのように老若男女が利用される飲食店の場合、コンセプトと合わせて検討が必要でしょう。

ポイント3:髪色トーンについて知っておく

百貨店や銀行など、お客様と接する機会の多い職種では、入社前に髪色の「トーン」を指定されます。一般的には、日本から―協会のレベルスケールが基準とされます。これは、美容室でもヘアカラーする際に用いられるカラーチャート表の明るさです。
レベルスケールでは、髪の明るさを4〜15の12段階に分けて作成されています。百貨店などでは、トーン6〜7程度が髪色の基準にされることが多いようです。
「明るい色」の判断は人それぞれです。飲食店のコンセプト、年齢層と照らし合わせて「トーン数」を設定すると分かりやすくなります。

髪色ルールの伝達方法

ルールを明確化したら、スタッフに適切に伝えなければなりません。以下の方法があります。

  • ミーティング
  • 個人面談
  • マニュアルの作成

新たに設定したルール(規定)なので、スタッフ全員が集まるタイミングで詳しく説明すると手間が省けます。個人面談の際に説明することもできます。ただし、注意が必要です。「自分だけが注意を受けたのでは」と勘違いをさせてしまう可能性があるためです。今後のことも考えてマニュアル明記することも忘れずに。

説明時の注意点

突然ルールだけを発表されると、不信感や反発心が生まれる可能性があります。髪色ルール設定の背景や理由を丁寧に説明しましょう。個人の意思尊重も忘れてはいけません。必要に応じて、一定の柔軟性を持ちましょう。スタッフのモチベーションを維持することができます。
可能であれば、ルール見直しをスタッフと一緒にできれば、反発や不信感は生まれにくいかもしれません。

求人募集の際の注意点

求人検索サイトの多くは、「髪色自由」の条件設定ができます。10代はもちろん、20代~30代まで、自由な髪色で働きたい方は多数存在します。そのため、店舗にルールがある場合は、「髪色自由」という文言が載らないよう注意しましょう。「髪色自由」と記載があった場合、応募者とのミスマッチとなります。トラブルを引き起こす可能性があります。
ただ、あえて髪色にルールがあることを記載する必要はありません。面接時に質問を受けた際は、お店のコンセプトから、ルールを設けていると真摯に説明しましょう。

まとめ

飲食店でのスタッフの髪色ルールを決めることは、店のイメージ形成において非常に重要な要素です。まずは明確なルール設定。適切な指導とコミュニケーション。スタッフとの信頼関係を築き上げることが大切です。同時に、求人募集する際に明らかにすると、ギャップを埋められます。
柔軟性を持ちつつも、店舗のブランドイメージをしっかりと守るバランスを見つけましょう。
この記事が飲食店様の髪色ルールに関する指導やヒント、求人募集に役立てば幸いです。

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