こんにちは、『忙しい飲食店様のために特化したホームページ制作 – Smart10』のライターチームです。
ホームページにもプライバシーポリシーの表示の義務があります。この記事では、飲食店における個人情報の取り扱いについて説明していきます。
目次
何故?飲食店経営でも個人情報の遵守は必須。
飲食店における個人情報。
飲食店の経営者のみなさまにとっては、「個人情報って特に関係ないんじゃね?」と思われるかもしれません。 しかし、ホームページ上で、スタッフ採用ページや予約、問い合わせなどのフォームを付けられている場合は、これは個人情報に該当し、この情報の取り扱いについての説明が必要となってきます。 そして、そういった情報の取り扱いが、今まではある部分あいまいな部分がありました。 ところが非常にWeb上の便利さが増し、みんなが積極的に使い始めた今、個人情報のやり取りもかなりふえてきました。 これからはそこらあたり、きちんとしてきましょうという局面にきたということです。 その法制度上の整備が、「改正個人情報保護法」というものです。 まだ、ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、2022年4月1日から施行がスタートしました。 これは法律ですから、みなさんが守らなければならない義務を負うことなのです。
個人情報の取得によるメリット
例えば、お店の予約。 今までは、「◎◎って言います。◎月◎日19時から、5名で予約できますか?お料理は3500円のコースで。予約したわたしの連絡先は090-0000-0000です」 といったやりとりを電話でやっていました。 ところが、今はホームページでそのあたりを予約できます。 入力間違いがない限り、間違いようがありませんから、予約した人もお店の側も非常に安心できます。 また、スタッフ採用の面談なども同様です。 信用度の非常に高い求人サイトでは、履歴書までもが事前に閲覧でき、事前に採否のある程度の判断すら可能にしています。 と、このように特別な情報でなくとも、すでに個人情報のやり取りがなされているのです。
改正個人情報保護法のポイント
では、法律で何が変わったの?ということをご説明します。
- 個人情報を提供した側の請求権の拡大。
開示請求が権利として認められたので、事業者は求めに応じる必要があります。 - 事業者が取り扱い上、担う責任が増えた。
万一情報が漏洩した場合には必ず本人に対しての通知義務が生じます。 - 情報取り扱いの事業者の取り組みの推進
情報の取り扱いについての積極的な公示やアナウンス、教育の推進 - データの活用推進
個人を特定できないように加工したデータの分析や解析の推進。但し義務は生じます。 - 逸脱に対する罰則規定の強化
個人情報の不正利用などに対するペナルティが非常に重く法改正されました。 - 域外適用等の拡充
外国との情報連携の中においても取り扱い上の責任が生じてくるというものです。
飲食店における情報の取り扱いについても、当然同様の扱いとなりますので、ホームページなどでの告知は必要となってきます。
お店側にとっては、Web上で、多少細かい動きをしなくてはならないのですが、国民にとって事業者の個人情報の取り扱いに際しての義務はもはや常識となりつつあり無視することはできないのです。 だからこそ、逆にきちんと対応している企業やお店だという態度表明は大切だと考えられます。
※詳しくは、厚生労働省のホームページをご覧ください。
改正個人情報保護法の他への影響は?
現在Web業界で注目を集めている技術に、広く利用されているCookie(クッキー)という技術があります。 Googleは、このCookieの技術を2023年をメドに推奨しない方向を打ち出しています。 また、それに代わる技術を公表する気配も見せています。 まだこのあたりは定かではありませんが、少なくともこういったWeb上の情報に比較的明るいホームページ制作会社かどうか、現在のパートナー企業を見直す必要がありそうです。
Cookieって何?
一般的に「Cookieの利用を認めますか?」とか「Cookieを有効にしてください」というコメントを見たことがある人は多いと思います。
個人情報になんとなく関係しそうなイメージを持たれているからだと思います。 みなさんなんとなく「イヤな感じ」「情報取られるかも」「認めますかって言われたら認めたくないなあ」といった具合でしょうか。 そもそも、「Cookieって菓子以外知らね」という方もいらっしゃるでしょう。 でもCookieの技術は、ショッピングサイトでの購入途中でもデータを保存したり、ネットバンキングでも途中で異なるWebページを開いて行動を中断しても、きちんと情報を維持していて、引き続き利用できるという、非常に便利な機能を果たしているのです。 だから、現状での即中止はなさそうですが、徐々に代替技術に移行されていきそうな気配は見せています。 そして、この技術の継続の可否について、Googleはおおよそ収束する方向で態度を表明しています。
スタッフ採用/人材採用ページの注意点
通常、人材採用においてはフォームと呼ばれる簡単な申し込みページを設定されていると思います。
この時に、上記の個人情報の取り扱いの注意事項が表示されているかということが求められています。 2022年4月1日より、これは個人情報を取得する上での義務として、法律で規定されています。 情報取得の方法・項目内容・利用目的・利用範囲・責任の所在などを明らかにする。 これは求職者にとっても、そのあたりの整備がきちんとなされているかどうかといった応募の判断基準にもなります。 「きちんとしているお店だから安心できる」「あいまいだから自分の応募情報が知らない間に流用されるかもしれない」といった具合です。
プライバシーポリシーの告知
また、Googleの評価にも影響してくる可能性がありますから、プライバシーポリシーなどの見直しは早急にすべきだといえます。
ホームページでのお問い合わせのフォームについても同じことがいえます。 他にも予約や注文、質問などにフォームを活用することはごく普通にあることだと思います。 とにかく個人情報の取り扱いについては、アルバイトスタッフや一般社員に教育する必要もあります。 一度、自社や自店の該当ページをチェックしてみてください。 そして、スタッフへの教育研修も様々なYOUTUBE動画などが出ていますから、参考にしてみてください。
※ホームページでの求人採用ページの告知内容/サンプル事例…